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水産業・福祉のこと
マッチングが成立しました⑦

令和6年10月「湘南魚類 株式会社」と「社会福祉法人 小田原支援センター第2小田原アシスト」のマッチングが成立しました。
令和6年10月、「11月の始めに開催予定のイベントにキッチンカーを出店するが、食材を提供する際に使用する資材のシール貼り作業が思うように進まず、時間が取れずに困っている。」という相談が湘南魚類の土屋社長さんから入りました。「水福連携で実績のある小田原支援センター第2小田原アシストさんに、シール貼り作業をお願いしてみてはどうか?」湘南魚類さんと関係が深い株式会社貝登志の担当者さんが、日程調整や資材の搬入搬出を担うことでシール貼り作業が順調に進み、イベントに間に合いました。また、その後のイベントに必要な資材についても追加で委託されました。
*「湘南魚類 株式会社」の紹介*
「小田原水産女子プロジェクト」小田原漁港を日本一の女子漁港にしたいと、
株式会社貝登志の役員でもある土屋彩乃氏が代表取締役として立ち上げた会社です。
水色のキッチンカーと移動販売車で、小田原漁港の旬の魚や食卓に便利な水産加工品、小田原水産女子オリジナルメニューをお届けしています。
*水産庁HP 湘南魚類株式会社の紹介pdfはこちらから→
*湘南魚類株式会社の水産女子は小田原市公式YouTubeチャンネルで紹介されました。こちらから→
【マッチングの内容】
作業形態は施設内就労 *施設内就労とは福祉事業所の施設内で作業を行うこと
作業内容は、イベント出店キッチンカーで販売する、アジフライを入れる紙袋とプラスチック製容器のシール貼り。

キッチンカーで販売する商品の一例です
【湘南魚類 株式会社 土屋社長さんの声】
日々時間に追われる中、真夜中に独りでシール貼りをしていましたが、なかなか捗らず困っていました。
貝登志での「水福連携」の実績から、今回の連携をお願いすることにしました。
スポットの依頼ではありましたが、快く引き受けていただきました。丁寧な仕事ぶりに、もっと早くお願いすればよかったと実感しました。
【小田原支援センター第2小田原アシストの所長さんの声】
貝登志さんとの信頼関係もあり、お引き受けしました。利用者の作業スケジュールに合わせて作業できればスポットとしての依頼も可能です。これからも末永くお付き合いしていきたいです。
日頃から福祉事業所の利用者さんが行っている作業に類似している委託内容の場合は、受けやすいとのこと。シール貼りの場合は、貼る位置を決める目印を工夫することで、精度が上がります。
今回の事例では、
・困っている時に頼れる存在として認識いただけたこと
・これまでのマッチングの実績から、関連する水産業者さんにつながったこと
が、マッチングの決め手となりました。
水福連携の取り組みの効果として、新たな視点で水福連携推進事業の可能性を見出すことができました。
令和7(2025)年3月25日 記