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岡山県農福連携サポートセンターのかながわ水産業福祉連携現場視察 実施報告

岡山県農福連携サポートセンターの皆さんが水福連携の作業現場を視察されました!!
令和7年2月26日、岡山県農福連携サポートセンターの皆さんが、湘南NPOサポートセンターが支援させていただいた水福連携事業の一つである「大半商店での干物の袋詰め」の現場を視察されました。
岡山県農福連携サポートセンターはこれまでの農福連携活動に加え、今年度より水福連携活動についても着手されています。
その活動にあたってベンチマークの一環として、前日、神奈川県庁を訪問されて当県の水福連携活動の紹介を受けたのち、小田原市に移られて実例として大半商店の作業場で小田原支援センター第2小田原アシストの皆さんによる作業の現場を視察されました。
作業者と同じ白衣、マスク、帽子を着用して低温管理された作業場に入ると、場内ではすでに小田原支援センターの利用者さんたちが冷凍されたアジの干物4枚を透明のポリ袋に挿入しテープ止めする作業を進めている最中でした。

視察団の皆さんが手際よく流れる作業を見学しているようす。右端は大半商店の工場長さんです。
この水福連携作業は令和6年11月から続いているものですが、その当時立ち会った際の様子とは見違えるほどの手早さでミスなく作業が進んでおり、利用者さんたちの習熟の進み具合には大変驚かされました。
*本案件のマッチング詳細については、マッチングが成立しました⑥の記事を参照ください。
視察団の皆さんも手際よく進む作業を食い入るように見学しながら、作業の習熟のための工夫や利用者のシフトの組み方、商品の種類や数など真剣な面持ちで質問をされていました。

食品衛生管理上必須アイテム、白衣と不織布製の帽子とマスクを着用し見学しています。
視察後、岡山県農福連携サポートセンターの皆さんからは、
今回の現場視察によって、
・水産業として加工まで視野を広げて連携を進めていること
・それに伴って季節に左右されない作業ができること
・水福両者が互いに相談することで事業所からの出先での就労ができていること、など
自分たちの活動にも活かせることがたくさんあり、大変参考になりました、との言葉をいただきました。
次回はぜひ岡山県での取り組みの現場を紹介させてください、とのお招きをいただいて閉会となりました。
令和7(2025)年3月11日 記