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令和6年度かながわ水産業福祉連携推進講座 開催報告

かながわ水福連携推進講座250126三浦①

令和6年度かながわ水産業福祉連携推進講座 4会場が終了しました!!

(1月19日横須賀・1月25日横浜・1月26日三浦・2月16日鎌倉)

 

令和5年度から神奈川県との協働事業としてはじめた「かながわ水産業福祉連携事業」。2年目となる令和6年度も、引き続き多くの方に「水福連携」について学んでいただく機会を持っていただけるよう、「かながわ水産業福祉連携推進講座」を4会場で開催いたしました。

 

昨年に引き続き、東海大学海洋学部水産学科准教授の李銀姫氏をお招きし、「小さな漁業の大きな役割―水産業福祉連携の可能性について考える―」と題し基調講演をいただきました。

基調講演と県内事例紹介のあと、グループワーク形式で意見交換を行いました。

 

 

〇 李准教授による基調講演の概要 〇

日本の小規模漁業が環境保全の力を持ち持続可能な漁業形態であること。海洋環境の変化により水産資源に影響がでていること。後継者不足、担い手不足など漁業経営の課題について。地域資源をフルに活用した「海業」の取り組みと可能性について。担い手不足解消として福祉人材を活用するだけではなく、水福連携が新しいことを始める第一歩として取り組みの成果が見えやすいこと。そしてそこから始まる「海業」の可能性と、地域連携から生まれる活力化・原動力につながる可能性(ポジティブシンキング)について。

 

〇 グループワークのテーマ 〇

  • 水福連携を進める上での「課題」をできるだけ多く挙げてください。
  • その中でフォーカスする「課題」はなにか?
  • その「課題」を解決するためにはどうすればよいか?

 

 

 

〇 今回の講座の成果 〇

今年度は小規模な参加ではありましたが、初めてグループワークという試みを行いました。

グループごとにそれぞれまとめを発表し全員で共有しました。

理解増進を目的とするだけではなく、講座を通して感じたこと、今後についての課題や可能性について深く議論することができました。

参加者の皆さまの経験や現在従事している職業から協力できる可能性を含め、多方向から見た水福連携の課題や可能性について、活発な意見交換の中から会場に一体感が生まれてくるようすを見ることができ、大変参考になりました。

 

〇 アンケート結果 〇

・講座の内容について…良く分かった との多数回答あり。

・気付きや学びについて…大いにあった との多数回答あり。

・資料が分かりやすかった。事例紹介から今後の取り組みについても理解が深められた。

・水福連携の現状について分かりやすく聞くことができた。

・李准教授の基調講演で、小さな漁業の大きな役割について、海業の視点変換により可能性が拡がることを知ることができて興味深かった。

・グループワークのアウトプットで理解を深めることができた。

 

今年度の講座は、各講座とも少人数ではありましたが、参加者の方々と深く意見交換が行えたことは良かったように思います。これからの進め方や課題なども共有できた良い機会となりました。

お忙しい中ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。皆様からいただいたご提案は今後の活動に活かしていきたいと考えています。

引き続きよろしくお願いいたします。

2025.03.08